中国の物まね建物;政府が外国の模倣を厳しく取り締まる

時事英語

China ‘copycat’ buildings: Government clamps down on foreign imitations

8 May 2020

 はい、こんにちは、管理人のポチャです。偽物と言えば中国、中国と言えばパッチモン、と偽造品に溢れている中国ですが、建物もそうです。管理人は、90年代初頭に開発が始まったばかりの深圳に留学していました。今でこそ高層ビルに溢れている深圳ですが、当時はぽつぽつと建設が始まったばかりでした。その時に出来上がったアミューズメント施設が「世界の窓」でした。

Funky Chinese Theme Park: Window of the World

 またその後不動産ラッシュで雨後の筍かというほどに新築マンションが建設されていくのですが、一部極端な欧米建築の模倣が見られました。それが今後禁止されるとのこと。ここ数年の、ファーウエイ締め出し、米中貿易戦争、コロナウイルスにおける発生源論争等影響しているのでしょうか。では皆さんと一緒にBCCの記事を見ていきましょう;

重要英単語


copycat:人のまねをする人、(学校で他人の作品などを)そっくりまねる子供
clamping down:〔…を〕圧迫[弾圧]する, きつく取り締まる 〔on〕《★受身可》.
Plagiarise:他の人の作品または演説であることを引き合いに出さずに、無断で借用する
reveal:漏らす、明かす、(…を)明らかにする、暴露する、正体を現わす、本性を示す、
weird:(幽霊など超自然的なものを思わせて)異様な、気味の悪い、この世のものでない、変な、奇妙な
shoddy:再生毛糸、再生毛織地、見かけ倒しのもの、安もの
bizarre:奇怪な、異様な、信じられない
plagiarism: 剽窃(ひようせつ)、剽窃行為
cobble:修繕する、(…を)つぎはぎして雑に作り上げる、丸石を敷く
medieval:中世の、中世風の、非常に古い、古風な、旧式の
revel:(…を)大いに楽しむ、(…に)ふける、凝る、酒盛りする、飲み浮かれる
single out選び抜く、拾い出す、抜き出す、ぬき出す、選り抜く、選り出す、抜き出す、

Paris? Actually a replica in Tianducheng, Hangzhou, Zhejiang province. 
From English towns, to Alpine villages, to the Eiffel Tower – copies of foreign architecture can be seen across China.

China Builds Fake Paris, London and Jackson Hole | An Inside Look


 
 イギリスの街並みからアルプスの村々、エッフェル塔ー中国中で外国建築のコピーが見られます。

But now the government is clamping down, in order to promote local design.

 しかし政府は現地のデザインを推進するために厳しく取り締まろうとしています。

A government statement says “plagiarising, imitating, and copycatting” designs is prohibited in new public facilities.

 政府の声明では「贋作、模倣、そして物まね」のデザインは新規建築では禁止すると唱ってあります。

The statement says buildings “reveal a city’s culture” – and that “large, foreign, and weird” designs should be limited.

 その声明では、建物は「都市文化を明示する」のであり、「バカでかい、外国の、そして気味の悪い」設計は制限すべきだと述べています。

→確かに中国の現在の建物の一部は、安っぽい欧米の物まね感が強く、違和感を覚えることがあります。
 

The guidelines also clamp down on new skyscrapers – limiting them, in general, to a maximum of 500 metres.


 ガイドラインでは新規高層ビルにおいても規制していますー一般的には、最大500mまでです。

Top 10: China's Copycat Architecture | The B1M

According to the Global Times, the “fake, shoddy versions” of foreign buildings appear in “many third and fourth-tier Chinese cities”.

 世界日報によれば、「偽物で安っぽい」外国建築は「多くは第3第4ラインの中国地方都市」に見られます。

The government did not say what will happen to existing “foreign” buildings, but does say there will be “city inspections” to check for problems.

 政府は既存の”外国”建築においては何が起こるかは言っていませんでしたが、問題確認の都市調査はあるとのことです。

The statement, issued on 27 April but only reported this week, singles out stadiums, exhibition centres, museums and theatres as public facilities where it’s especially important to ban plagiarism.

SHOULD YOU VISIT THAMES TOWN?

 4月27日で今週報道となっているその声明は、特に剽窃行為禁止の重要なところの公共施設としてスタジアム、エキシビションセンター、博物館そして映画館を挙げています。

“City constructions are the combination of a city’s external image and internal spirit, revealing a city’s culture,” the government statement says.

 「都市建設は都市の外観と内部の精神の結合であり、都市文化を表している。」と政府声明は述べています。

It calls for a “new era” of architecture to “strengthen cultural confidence, show the city’s features, exhibit the contemporary spirit, and display the Chinese characteristics”.

 「文化の自負を強化、都市機能の表現、現代精神の提示、そして中国の特色を体現する」建築物の「新しい時代」だと謳っています。

The guidelines on “foreign” architecture were mostly welcomed on Chinese social media.

The Fake-British Ghost Town In China: Thames Town

 ”外国”建築のガイドラインはおおかた中国ソーシャルメディアでは歓迎されています。

“The ban is great,” wrote a Weibo user, according to state media the Global Times. “It’s much better to protect our historical architectures than build fake copycat ones.”

国営メディアであるグローバルタイムズによると、「禁止は素晴らしい。」と微博ユーザーは書きました。「偽物物まねのものを立てるよりは歴史的建築物を保護すべきだ」

→因みに中国の歴史的建築物は文化大革命にて多々破壊されました。

【世界の奇人】中国壊滅!?毛沢東の行った【文化大革命】で中国が本当にヤバかった話

Another recalled seeing an imitation White House in Jiangsu province. “It burned my eyes,” she said.

 他の人は江蘇省でホワイトハウスの贋物を見た時を思い出して「眼が燃えてしまった」と語りました。

In 2013, the BBC visited “Thames Town”, an imitation English town in Songjiang in Shanghai.


 
 2013年に、BBCは”テムズタウン”、上海の松江にある偽物英国街を訪問しました。

The town features cobbled streets, a medieval meeting hall – even a statue of Winston Churchill – and was a popular spot for wedding photos.

Welcome to the Beautiful City of Paris … China



 街にはつぎはぎの石田畳の通り、中世風の議事堂ーウインストン・チャーチルの銅像まであり、結婚式撮影で人気の場所でした。

“Usually if you want to see foreign buildings, you have to go abroad,” said one person. “But if we import them to China, people can save money while experiencing foreign-style architecture.”

 

 「通常は若し外国の建築を見たければ、海外に行かなければならない」とある人は語りました。「だけど、もし中国に輸入すれば、人々は外国風の建築を楽しめてお金も節約できる。」

China, of course, is not the only country to borrow – or copy – other countries’ designs.


 もちろん中国は他国の設計を借りる若しくはまねる唯一の国ではありません。

Las Vegas in the US revels in its imitations of iconic foreign architecture including the Eiffel Tower and Venetian canals.

The Eiffel Tower Experience in Las Vegas | Bellagio Fountains & Summer Display

 アメリカのラスベガスではエッフェル塔とベネチアの運河を含む象徴的な外国建築のイミテーションを楽しめます。

Thailand also has developments that mimic the Italian countryside and charming English villages, mainly aimed at domestic tourists.

 タイも主に国内旅行者向けにイタリアの田園風景や人々の魅力的な英国の村々の模倣物の開発があります。

Surprise Getaway for Family to Verona (Hua Hin, Thailand)

カオヤイの山中に突如現れるイタリア風の街並とアメリカ風の牧場「The Verona (ヴェローナ)」

 以上となります。日本でも似たような模造物はありますが、あまりにもやりすぎるとこのように本家本元から失笑を買いますね。ただ中国はこれから中国自身の文化を都市文化の中に表現していくとのこと。ある意味で楽しみです。

 その一方で中国には日本人立入禁止、外国人立入禁止の観光地があります。日本人立入禁止の観光地は旅順です。日露戦争の際に相当な犠牲者を日本軍が中国現地の方々に与え、今でも当地の方々の反日感情が強いためと言われています。この話はまた別の機会に、では。

日本人立入禁止の観光地:旅順

BBC原文

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